ドライブレコーダー前後カメラの必要性と選び方

「ドライブレコーダーを付けたいけど、前だけで十分なのかな?」
そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。以前は前方カメラだけのモデルが主流でしたが、最近では後方からのあおり運転や追突事故、さらには駐車中の当て逃げなど、後方トラブルが増えているのが現実です。だからこそ、いまドライブレコーダーは「前後カメラ」が新しい常識になりつつあります。この記事では、なぜ前後カメラが必要なのかを詳しく解説しつつ、どのタイプを選べば失敗しないのか、選び方のポイントをわかりやすくまとめています。さらに、設置時の注意点や、自分で取り付ける場合・プロに依頼する場合の違いも紹介しているので、初めてドライブレコーダーを選ぶ方でも安心できる内容になっています。
「もしもの時に助かった」と思える備えのために、ぜひこの記事を参考にしてください。
BAL大橋産業公式オンラインストアでは、ドライブレコーダーや取り付けに必要なアイテムを豊富にご用意しています。前後カメラ対応モデルも多数ラインナップしています。ぜひご検討ください。
ドライブレコーダーの前後カメラは必要か?
現在でも、ドライブレコーダーは前方だけで十分だと思っている方は多いと思います。
かつては、事故やトラブル時に「前の状況さえ記録されていればOK」と考えられてきました。実際に、以前は前方カメラだけのモデルが主流でした。しかし、近年では前後カメラタイプが一般的になりつつあります。なぜ、前だけでは不十分なのでしょうか?ここではその理由を解説します。
理由①実際に増えている「後方の証拠不足」によるトラブル
近年、ニュースでも頻繁に取り上げられるあおり運転。煽ってくる車が映っていなければ、被害者であることを証明できないケースもあります。また、信号待ち中の追突事故や、駐車中の当て逃げといったトラブルは、ほとんどが車の後方で起こります。
もし、あなたのドライブレコーダーが前方しか録画していなかったら…。
何が起きたか証明するものがないので泣き寝入りとなる可能性もあるんです。
ある調査では、ドライブレコーダーの映像が事故の証拠として活用されたケースのうち、約4割以上が後方映像の必要性を感じたというデータもあります。
たとえば、
・高速道路でのあおり運転→証拠が前方だけでは加害者のナンバーが映らない
・駐車場での当て逃げ→リアカメラがないと誰がぶつけたか不明
・後方からの幅寄せ→前方カメラには映らず、相手の悪質性を証明できない
このように、「前方だけじゃ足りなかった」という後悔の声は、年々増えているのです。
理由②前後カメラは「備え」と「安心」を同時に手に入れる選択
前後カメラを備えることで、愛車を360度に近い視点でカバーできます。
何かが起きたとき、自分を守る証拠がしっかり残せるという安心感は大きなメリットです。
そして今では、前後カメラ対応のモデルも豊富にあり、価格も手頃になっています。
「そこまでしなくても大丈夫」と思っていた人ほど、いざという時に「前後にしておけばよかった」と後悔しているのが現実です。
理由③今や前後カメラが新しいスタンダード
時代とともに、車の安全対策も進化しています。数年前までは前だけで十分だったかもしれません。でも今は、「前後が当たり前」の時代です。自分自身を守るため、大切な家族やクルマを守るためにも前後カメラを検討すべき時ではないでしょうか。
前後カメラドライブレコーダーの選び方とポイント
ここまで読んで、前後カメラの必要性に納得したとしても、「じゃあ、どんな機種を選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いはずです。今はさまざまなタイプの前後カメラドライブレコーダーが出ていて、機能も価格帯もバラバラです。なのでここでは、後悔しない選び方のポイントをわかりやすく解説します。
ポイント① 画質は最低でもフルHD、できれば高画質モデル
ドライブレコーダーは記録用のカメラです。事故やトラブルの証拠として使えるかどうかは、映像の鮮明さにかかっています。フルHD(1080p)以上は必須です。可能であれば、さらに高解像度モデルも検討してみても良いと思います。特に後方カメラも前方と同等か、それに近い画質が望ましいです。ナンバープレートや歩行者の動きまで読み取れるレベルが理想です。「映ってるけど、肝心な部分がボヤけてた…」なんてことにならないよう、画質は妥協しないのが鉄則です。
ポイント②夜間やトンネルでも安心の夜間撮影性能
事故は日中だけとは限りません。夜間やトンネル内、悪天候でもクリアに映せるかどうかは大きなポイントです。「STARVIS(スタービス)」などの高感度センサー搭載モデルがおすすめです。HDR(ハイダイナミックレンジ)機能付きなら、明暗差が大きいシーンでもしっかり記録できます。特に後方カメラでも夜間の煽り運転をしっかり捉えるには、この性能が重要になります。
ポイント③駐車監視機能で「停めている間」もカバー
「乗ってないときの当て逃げやイタズラも心配」という方には、駐車監視機能があるモデルがおすすめです。エンジンを切っても一定時間録画を続ける「常時監視型」や、動きを感知して録画する「モーション検知型」などのタイプがあります。
バッテリー内蔵型や外部電源対応のモデルなら、車に負担をかけずに駐車監視も可能です。走行中だけじゃなく、駐車中も安心できるのが、前後カメラ+駐車監視モデルの魅力です。
ポイント④GPS機能付きで「便利さ」もレベルアップ
前後の映像に加え、「いつ・どこで・どの速度で」という情報も記録できるGPS機能付きモデルは証拠力がさらに上がります。
また、GPS機能付きであれば専用ビューアソフトで走行した映像や経路(走行軌跡)が確認できるなど使い勝手を重視したい方におすすめです。
ポイント⑤コスパを考えるならバランス型を狙う
「なるべくコスパよく、でも安心できるものがいい」なら、2万円台〜3万円前後のバランス型モデルが人気かつおすすめです。
この価格帯なら、以下のようなモデルが多く見つかります。
・フルHD画質(前後とも)
・駐車監視対応
・ミラー型や一体型でスタイリッシュ
・GPS機能付き必要な機能を過不足なく備え、日常使いにも安心。初めての前後カメラ選びにも最適です。
機能を押さえたうえで、「自分の車・使い方に合うこと」も重要なポイントです。
前後カメラドライブレコーダーのタイプ別比較
前後カメラが必要だとわかっても、「種類が多すぎて何が違うのかわからない…」という声も少なくありません。実はドライブレコーダーには、大きく分けて「3つのタイプ」があります。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しながら、あなたに合ったタイプの見つけ方をご紹介します。
タイプ①ミラー型(デジタルインナーミラータイプ)
いま急速に人気が高まっているのが、デジタルインナーミラーとしても使える「ミラー型」です。純正のルームミラーの上から取り付けるだけなので、設置も簡単です。ミラー部分がそのままモニターになり、前後の映像をリアルタイムで映し出してくれます。特に荷物などで後方視界の悪さに悩んでいる方にとっては、後方カメラの映像がミラーに表示されることで死角がぐっと減り、安全性が向上します。夜間でもしっかりと後方確認ができるので、安心感があり設定画面や映像確認も大きな液晶本体でできるため扱いやすい点も◎。デザインもすっきりしていて、車内がゴチャつかないのも大きなメリットです。
ただ、ミラーに映る映像が気になるという方にはおすすめできません。また、カメラの位置調整が限られるモデルもあるため、購入前に確認しておくと良いでしょう。
このタイプは、見た目もスマートさを求めつつ、機能性もしっかり欲しい方や、純正ミラーの視界に物足りなさを感じている方におすすめです。
タイプ② 一体型(フロントカメラにリアカメラを追加するタイプ)
もっともスタンダードで選びやすいのが「一体型」です。フロントカメラに液晶がついていて、そこにリアカメラを接続するシンプルな構成になっています。モデル数も豊富で、価格帯の選択肢が広く、初めてドライブレコーダーを導入する人にもおすすめのタイプです。
フロント側で映像確認ができるため操作も直感的で、リアカメラの性能も用途に応じて選べます。必要十分な性能を備えつつコストパフォーマンスにも優れているので、「まずは前後カメラを付けてみたい」という方にはぴったりでしょう。ただし、前後カメラの配線作業はやや手間がかかります。特にリアカメラの取り付けではコードの取り回しが必要になるため、不安な場合は取り付けサービスを利用するのも手です。
このタイプは、機能と価格のバランスを大切にしつつ、扱いやすさも重視したい方におすすめです。
タイプ③ 分離型(本体・カメラ・モニターが独立した高機能タイプ)
本格派の方に選ばれているのが「分離型」です。フロントカメラ・リアカメラ・本体・モニターがそれぞれ独立しており、設置場所の自由度が高いのが最大の特徴です。業務車両や高級車にも導入されているタイプで、視界を妨げずにすっきりと取り付けられるのが魅力です。また、モニターを使わず録画専用として運用することもできるため、「映像確認は後で十分」、「とにかくしっかり録画したい」という方にも向いています。高耐久性やセキュリティ性を重視したモデルが多いのもポイントです。
とはいえ、取り付けは少し複雑で、プロに依頼するケースが一般的です。また、価格帯はほかのタイプに比べてやや高めになってしまいます。
このタイプは、配送業務やタクシーなど、仕事で車を使用する方や、設置位置にこだわりたい方、映像は確認しなくてもいいから確実な録画性能を重視したい方におすすめです。
以下にタイプ別比較まとめ表としてまとめておいたのでこちらを参考に自分に合うタイプを探してみて下さい。
前後カメラの設置方法と注意点
「前後カメラにしたいけど、取り付けが面倒そう…」
そんな理由で導入をためらっている方も多いのではないでしょうか?
でも実は、設置方法をきちんと知っておけば、自分でも取り付けられるモデルもありますし、プロに任せても意外と手軽でコスパも良いんです。ここでは、前後カメラタイプのドライブレコーダーを取り付ける際の方法と注意点の2点についてわかりやすく解説します。
①自分でできる?プロに頼む?まずは設置方法の選択の基準について
・自分で取り付け(DIY)する場合
多くのドライブレコーダーはシガーソケット電源タイプで、特別な工具がなくても設置できるんです。フロントカメラはフロントガラス上部に貼り付けて配線を内装に沿わせるだけで、リアカメラは、配線を後部座席や天井の内張の中や、足元カーペット内に沿ってリアウィンドウに固定するだけです。
ポイントとしては、配線処理を丁寧に行うと見た目もスッキリします。
YouTubeなどにも取付解説動画は沢山あるので、初めてでもチャレンジしやすいです。
・プロに依頼する場合
多くはカー用品店やディーラー、整備工場などで取付サービスを行っています。
配線をきれいに隠してくれるので、仕上がり重視・配線ミスの不安がある方におすすめです。工賃の相場は約8,000〜15,000円前後(前後カメラの場合)となっています。
②設置時に気をつけたい4つの注意点
1.フロントカメラの位置に注意
まずはフロントカメラの位置です。基本的にはフロントガラス上部、ルームミラーの裏あたりに取り付けるのがベストです。視界を妨げず、車検にも対応できる位置を選びましょう。かといって、助手席側に寄せすぎると映像が偏ってしまうことがあるため、中心を意識した設置が重要です。
2.リアカメラは水平・中央に設置
続いて、リアカメラの設置場所にも工夫が必要です。リアガラスの上部中央に取り付けることで、前後ともバランスよく映像を記録できます。カメラが傾いていると映像にも偏りが出てしまうため、できるだけ水平になるよう意識して取り付けましょう。また車外取り付けの場合、カメラ位置が低いと後続車のライト等で見えづらくなるため出来るだけカメラ位置は高くすることをおすすめします。暑さや湿気でカメラが剥がれないように、しっかりと固定することも忘れないようにしましょう。
3.配線は運転の邪魔にならないように
配線にも細かい注意が必要です。配線がむき出しだと見た目も悪く、運転の邪魔になることも。天井や内張り、サイドモールなどを活用して、できるだけ目立たないように配線を通すときれいに仕上がります。また、Rカメラの配線などはドアの開閉時に配線が引っ張られて断線しないよう、適度なゆとりを持たせることが大切です。
4.駐車監視機能を使うならバッテリーや電源管理にも注意
さらに、駐車監視機能を使いたい場合は電源管理にも気を配りましょう。長時間録画を続けると車のバッテリーに負担がかかる場合があります。外部バッテリーを併用したり、電圧監視機能付きの電源ユニットを導入することで、愛車のバッテリーを守りながら安心して駐車監視機能を活用できます。
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前後録画ドライブレコーダーミラー BALUCEⅢ(バルーチェⅢ)
⚫︎画像補正技術SONY「STARVIS(スタービス)」を前後(フロント・リヤ)カメラに搭載
⚫︎リヤカメラズーム機能搭載(ルームミラーに近い距離感設定が可能)
⚫︎20段階(×1〜20)の倍率設定
⚫︎VCCIの最も厳しいクラスBに適合、電波干渉をより軽減
⚫︎デジタルインナーミラーでクリアな視界『10.88V型全面液晶ディスプレイ』
⚫︎前後2つのカメラで高画質(200万画素)同時録画ができる『高性能ドライブレコーダー』
⚫︎駐車ガイド線の“幅/傾き”と“ON/OFF”を任意で調整が可能(リバースギヤ連動機能)
※ STARVISは、ソニー株式会社の登録商標です。
まとめ
かつては「前だけで十分」と思われていたドライブレコーダーですが、今では、後方からのトラブルやあおり運転、駐車中の当て逃げなど、後ろを録画することの重要性が年々高まっています。そして、前後カメラがあれば、あなたや大切な人を運転中も駐車中もしっかり守ってくれます。どんなに安全運転をしていても、事故やトラブルは突然やってきます。そしてそのとき、「ちゃんと録れていたおかげで助かった」と思えるかどうかは、前後カメラがあるかどうかにかかっています。 「配線が面倒そうだし…」と、取り付けをためらう気持ちもわかりますが、それで前後カメラを諦めてしまうのは、正直もったいない時代です。
そして自分で設置する方法も話してきましたが、やはりプロに取り付けてもらうことを強くお勧めします。もちろん工賃はかかりますが、仕上がりの満足度や確実な録画性能を考えると十分価値はあります。取り付けも含めて前後カメラが今の常識です。今は簡単設置モデルも増えていますし、プロに依頼しても1回きりで済む「安心のための投資」です。前後カメラの設置まで完了すれば、あなたの愛車は「走っているときも、停まっているときも、自分を守ってくれる存在」になります。
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